県北の家の基本構造は在来軸組工法になります。
木造住宅にもいろいろ工法がありますが、今回は大きな開口部があったり2階は将来間仕切りを追加したりと
ある程度の可変性に対応するために採用させていただきました。
通柱は1階から2階まで一本の柱で建てるため、2階の床梁が柱に刺さります!!
柱の断面欠損が大きくなりやすい部分です。
断面欠損が大きい通し柱であれば通し柱はないほうがいいです。
建築基準法では「階数が2以上の建築物におけるすみ柱又はこれに準ずる柱は、通し柱としなければならない。
ただし、接合部を通し柱と同等以上の耐力を有するように補強した場合においては、この限りでない。」
とあるように必ず通し柱は必要ということではなく、通し柱をなくす場合は通し柱と同等の金物補強してくださいねということです。
今回の通し柱には断面欠損がないようにピン工法にて施工しております。
さて金物検査ではホールダウン金物をはじめ柱の柱脚、柱頭金物 筋かい金物すべての金物が設計図書通りに施工してあるか確認いたします。
建物が出来上がってからは確認できない部分&見落とすと重大な欠陥になる部分なので検査も慎重になります。
検査は設計者、施工者のダブルチェックその後、行政の中間検査、瑕疵保険の検査・・・
とても検査が多い工程になります。
検査結果問題なく行政の中間検査でも指摘事項はなくスムーズに次の工程へ進めそうです!
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